セルフレジ(自動精算機)の選定ポイント

セルフレジ(自動精算機)の
選定ポイント

クリニックに導入されるセルフレジ(自動精算機)の種類が多すぎて、「何を基準に選ぶべきか分からない」という声にお応えし、さまざまな角度から選定ポイントを解説します。

ポイント①フルセルフレジとセミセルフレジの違い

ポイント①
フルセルフレジとセミセルフレジの違い

セルフレジの中で「フルセルフレジ」と「セミセルフレジ」の違いがよく分からない、という声をよく耳にします。メーカや機種により仕組みや機能が異なり明確な定義はありませんが、患者さまとの接点での対応に大きな違いがあります。ここでは、患者さまとスタッフさまの接点が会計計算が終了し支払いが可能であることをお伝えした段階で完了するものを「フルセルフレジ(以下、フルセルフ」、支払いが終わるまで一緒に対応する必要があるものを「セミセルフレジ(以下、セミセルフレジ)」と呼びます。

フルセルフの場合は、患者さまが自ら操作することで支払金額を確定させて支払いし、お釣りとレシートを受け取ります。セミセルフの場合は「支払いとお釣りの受け取り」のは患者さまご自身であり、それ以外はスタッフさまの操作によるのが一般的です。

それでは、セミセルフのメリット・デメリットについてみていきましょう。
セミセルフのメリットは比較的安価で、物品販売など柔軟な運用に対応しやすいという点です。一方、セミセルフのデメリットとして、会計業務が完了するまでスタッフさまが対応する必要があり、スタッフさまのオペレーションや窓口での負担があまり変わらないという点が一番大きいです。以下に詳細の内容を紹介します。

<セミセルフのメリット>

  • 比較的安価
  • 柔軟な運用に対応可能
  • 締め業務が短時間で対応可能

ほとんどの機種で還流や支払い金種に制限が設けられておらず補充頻度が少ないこと、補充と回収時に必ず計数することにより、締め業務をより短時間で確実に行える点も挙げられます。

<セミセルフのデメリット>

  • 会計業務の完了までスタッフさまの対応が必要
    セミセルフでは業務量の改善効果が少なく、自動精算機の導入で得られる「会計待ち時間の短縮」「待合室の混雑緩和」というメリットをあまり享受することができません。
  • レセコンと電子カルテとの直接連携ができない
    セミセルフの多く機種ではレセコンと電子カルテとの直接連携ができません。そのため、これらの機種では会計金額を手入力するか、QRコードの金額情報を読み取ることで支払金額を確定させる必要がありますが、手入力ミスやQRコードの二重読み取りのリスクがあり、金額情報と患者情報を結びつけることができず、正しくお支払い人もお支払いしていない人も特定することができません。
他にも比較すべき観点はありますので、残りは以下の比較表をご覧ください。尚、下表はセミセルフ、フルセルフ(自動精算機)の傾向を記載しており、全ての製品に当てはまるわけではありません。比較検討の際の目安としてご利用いただき、詳細は各製品の仕様をご確認ください。

自動精算機(フルセルフ)とセミセルフの違い

精算機とセミセルフの比較

<フルセルフとセミセルフの選定ポイント>

  • フルセルフのメリットは「スタッフさまの会計業務量削減」により「会計待ち時間の短縮」「待合室の混雑緩和」など、スタッフさまの業務負荷の軽減や患者さまの利便性向上につながること。
  • セミセルフのメリットは「安価」「柔軟な運用」「短時間で確実な締め業務が可能」。

<当社の自動精算機の特長>

  • 自動精算機の導入メリットである「窓口業務の負荷軽減」や「会計待ち時間の短縮」「待合室の混雑緩和」の効果が得られる。
  • 自動精算機でありながら、「締め時間の短時間化・効率化」の効果も得られる。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

セルフレジ(自動精算機)
9つの選定ポイント

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