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2020年9月24日
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社
「店舗業務改革(ブランチトランスフォーメーション)」ソリューションを本格展開
マイクロサービスアーキテクチャーに対応したソフトウェアプラットフォームで
リモート、タッチレス、セルフ処理などの新たなソリューションを迅速に提供
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役 取締役社長:八木 鉄也/以下、日立オムロンターミナルソリューションズ)は、これまで提供してきた金融機関向け店舗業務改革(ブランチトランスフォーメーション、以下「BX」)をソリューションメニューとして体系化し、公共サービスなどの事務を効率化する「セルフオペレーション」やお客さま接点を多様化する「リモート相談」に加え、ATMなどの端末における「タッチレス操作」や種々のサービス利用時に必要な「本人確認処理のセルフ化」など、非対面や非接触に適応した新たなソリューションの販売を開始します。
さらに、今回開発したマイクロサービスアーキテクチャー(*)に対応したソフトウェアプラットフォームにより、開発効率化や高いシステム品質を実現し、お客さまが求めるソリューションを迅速に提供します。
現在、少子高齢化の加速、低金利政策の長期化や地方経済の過疎化・空洞化が懸念されています。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大は企業の収益に影響するとともに、在宅勤務やリモート会議が増加するなど、人々の行動様式や価値観の変化が始まっています。それにより、さまざまな業種・業態において店舗にて有人で行っていたサービス、手続きの業務効率化やリモート化、さらに非接触などのニーズが高まっています。金融機関をはじめとした社会インフラを支えている多くの企業においては、大きく変わろうとしている社会に対応した新しいデジタル変革が課題になっています。
日立オムロンターミナルソリューションズは、このような社会の変化、課題に対応するため、マイクロサービスアーキテクチャーに対応したソフトウェアプラットフォームを開発するとともに、新たなソリューションの提供を開始します。今後金融機関を中心とした窓口業務への適用をはじめ、順次ソリューションを拡充していきます。
本プラットフォームは、マイクロサービスアーキテクチャーに対応し、多くの機能を取り込み肥大化した業務アプリケーションを単機能ごとにパッケージ化し、それらを組み合わせて提供することができます。現金や帳票などの媒体の取り扱いや基幹系システムへのアクセスを行う高度なアプリケーションを、お客さま自身や他のベンダーが容易に構築できるようになります。また、ATMなどのチャネルに本人確認や非接触操作などの新たな機能追加や、FinTechなどの外部ベンダーが提供するさまざまなサービスとの連携がより早く実現できます。
これまで個別に開発していた取引業務や新機能については、あらかじめ準備しているマイクロサービス化した業務機能部品群や業務取引テンプレート群から選択して、組み合わせるだけで速やかに利用できることから、試行やアジャイル開発によって容易に効果検証を進めることができるとともに、開発期間の短縮、高い品質の実現が期待できます。先行導入したケースでは、開発工数が従来の60%以下で対応できたことを確認しました。
(1)タッチレス操作の高度化を実現
2020年5月に開発した非接触での操作可能な「空中入力装置」を選択肢が多いボタン操作にも対応できるようブラッシュアップするとともにタッチレス機能を業務部品として提供することで、ATMをはじめとするさまざまなチャネルと連携して利用できるようになります。
(2)本人確認処理のセルフ化とセキュリティ強化
窓口での手続きや相談時に必要な本人確認処理を利用者自身で操作が完結できるようにしました。運転免許証などの本人確認書類の真贋チェックを行い、利用者自身の顔画像を比較照合することでなりすましを防止した個人認証機能を実現します。本人確認処理が必要となる業務やシステムと連携可能で窓口業務の効率化、お客さまにおける利便性の向上に貢献します。
(3)リモート相談における、お客さまのシステムや外部ベンダー提供サービスとの連携強化
本プラットフォームを活用することで、リモート相談に対応したシステムを、セルフ窓口端末に加え、個人のスマートフォンやタブレットなどのチャネルからも利用することが可能になりました。さらに、金融機関をはじめとしたシステムとの連携や外部ベンダーのサービス導入を容易にし、リモート相談ソリューションの機能拡張性を強化しました。
日立オムロンターミナルソリューションズは、これからも金融機関をはじめ企業の課題解決に貢献することができる付加価値の高いサービスの提供に努めてまいります。
*「マイクロサービスアーキテクチャー」の説明:
@アプリケーションを小さなサービスごとに機能に分割し、複数のサービスを連携させて1つのアプリケーションとして提供できます。
Aサービス単位で最新機能を手軽に追加・修正でき、スピーディーな開発が可能で、柔軟性や機能拡張性に優れています。
Bシステムの軽量化が可能です。
・プラットフォーム
マイクロサービスでパッケージ化したさまざまな業務部品(タッチレス入力、テレビ通話など)、および業務取引(テンプレート)を提供します。
・ソリューション
プラットフォームの業務部品、取引テンプレートを活用して、ATMなどのチャネルとの連携および外部サービスと連携して、リモート相談などのソリューションとして提供します。
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社
国内事業部 企画本部 ビジネス企画第2部 [担当:金加、松村]
〒141-8576 東京都品川区大崎一丁目6番3号 大崎ニューシティ3号館
https://service.hitachi-ch.co.jp/inquiry/001
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社
経営企画室 経営企画部 [担当:二木、白石]
〒141-8576 東京都品川区大崎一丁目6番3号 大崎ニューシティ3号館
TEL:03-5719-6009 (ダイヤルイン)
以上