2025年12月19日#グローバル
2025年7月、日立チャネルソリューションズ株式会社のタイ現地法人である Hitachi Channel Solutions (Thailand) Co., Ltd.(日立チャネルソリューションズ(タイ)社)は設立10周年を迎えました。同社は、2015年7月に Hitachi Terminal Solutions (Thailand) Co., Ltd.(日立ターミナルソリューションズ(タイ)社)として設立され、同年10月より事業を開始しました。タイおよびASEAN市場における中核拠点として、ATMおよび関連サービスの提供を通じ、金融インフラの発展に大きく貢献しています。
日立チャネルソリューションズは2009年にタイ市場へ紙幣還流式ATMを納入し、ASEANで初めて紙幣還流運用を実現しました。以来、紙幣還流式ATMの普及に取り組み、市場をリードしてきました。
現在タイ国内では約8,000台の当社製紙幣還流式ATMが稼働し、60%を超えるシェアを誇っています。
2015年、タイに販売・サービス会社を設立し、現地での事業体制を強化しました。金融機関との接点を広げることで、多様化するニーズの把握や課題解決に向けたきめ細やかな対応を実現しています。また、ATMなどの金融自動機の販売拡大に加え、機器の稼働品質を高める保守サービスや、効率的な現金運用を支援するソリューションなど、新たなビジネスを積極的に展開してきました。


日立チャネルソリューションズ(タイ)社のオフィス

さまざまな展示会に出展(写真は2022年の展示会)
日立チャネルソリューションズ(タイ)社は、2018年に保守サービスの提供を開始しました。タイの大手国営銀行からATM運用に関するアウトソーシング(ATMマネージドサービス)を受注し、2020年から運用を開始し、銀行に代わりATMの資産保有や24時間体制での稼働監視などのサービスを提供しています。
現在タイ全土に27カ所の保守サービス拠点を設置し、ATMの安定稼働を強力にサポートしています。

タイの保守サービス拠点

タイのコールセンター

タイの保守監視センター
日立チャネルソリューションズ(タイ)社は、2025年7月に設立10周年、10月に操業10周年を迎えました。今後は、紙幣還流式ATMのさらなる普及に加え、デジタル決済分野でのサービス拡充を図り、タイおよびASEANにおける金融DXを支える存在としての役割を強化していきます。急速に変化するビジネス環境と生活環境の中で、常にソリューションを探求し、新しい価値を提案し続けるとともに、安心・安全・快適な社会の実現に貢献していきます。

2025年度キックオフ