2025年12月10日#テクノロジー
日立チャネルソリューションズ株式会社は、社会課題の解決に貢献する技術とソリューションの提供を通じて、安心・安全・快適な社会の実現をめざしています。金融・流通・公共・交通・ヘルスケアなど多様な分野で、業務の省力化・効率化を支援するとともに、社会に暮らす人々の利便性向上と持続的社会の実現に取り組んできました。そのような当社は、未来の社会や技術を柔軟に構想し、そこから今取り組むべき技術を見極めるため、新たなアプローチとして「SFプロトタイピング」に挑戦しています。
SFプロトタイピングとは、サイエンスフィクションの想像力を活かして、ワクワクするような未来の社会や技術を物語として描き、そこから逆算して現在の課題や新製品・ソリューションを考える手法です。当社ではこの手法を通じて、既存の事業や製品、サービスの延長ではない、革新的な技術の可能性を探っています。
ワークショップの様子
社内プロジェクト「みらいせん」*1の若手メンバーが中心となり、SFプロトタイピング推進団体「SFPデザイン」*2の監修のもと、2025年3月から複数回にわたるワークショップを実施しました。今回「金融」および「ロボティクス」にテーマを絞り、まだ見ぬ将来の新製品やソリューションを描く未来ストーリーの想像と技術の探索にチャレンジしました。2100年の未来を思い描いて、そこからバックキャストで技術要素を議論しました。その結果、例えば、「健康を売買するATM」や「配達できる現金」、「ヒトの代わりに極限環境で働くロボット」、「折りたたみ式の簡易住宅」など、従来の延長線上でも出てこないようなアイデアが多数生まれました。

「みらいせん」が描いたワクワクするシナリオタイトル
未来ストーリーから導き出されたアイデアに対して、以下のプロセスで技術探索を行いました。
このように未来起点で仮設を立てることで、新たな解決策や技術の可能性が見えてきました。参加者からは「これまで経験しなかったような達成感とワクワク感があった」との声も聞かれました。
今回のSFプロトタイピングで、私たちは「こんな未来があったら面白いよね!」という思いを込めて、自由な発想で未来の姿を描いてみました。そのイメージ、少しでも感じていただけたでしょうか?
「なんだか楽しそう」「ちょっとワクワクするかも」と思っていただけたなら、とてもうれしいです。
もちろん、実現までは簡単な道のりではありませんが、日立チャネルソリューションズがこれから生み出していく"とんでもなくワクワクする未来"に、ぜひご期待ください!