ーセンシングー
当社の識別技術は、紙幣還流式ATMとその主要モジュールとして、中国やインド、ASEANなどアジアを中心に、ヨーロッパ、アメリカ、さらに中東、アフリカなど世界中で稼働しています。金融インフラを通して、金融機関の店舗が遠い農村部などにおけるファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)にも貢献しています。
当社の識別技術は、2024年7月に発行された新紙幣にも対応しています。さらに、金融分野で培った識別技術を活かし、ヘルスケア分野における薬の判別など新たな分野へ拡大しています。
当社は、1970年代からCDでいち早く海外市場に参入しました。そして、 2000年に世界紙幣対応の紙幣還流機構を開発し、中国へ紙幣還流式で市場参入し、さらにATMのリーディングカンパニーとして、世界に紙幣還流文化の普及に取り組んできました。
紙幣にはホログラムや透かし、インクなど、さまざまな特徴があります。紙幣の識別では、金種を判別するとともに、紙幣に組み込まれた各国・地域ごとに異なるセキュリティ情報と特徴を読み取り、当社独自の識別アルゴリズムでリアルタイムに紙幣の真偽を判定します。
当社はさまざまな国・地域の紙幣識別を実現し、世界で多くの国のATMで利用されています。
世界各国・地域の紙幣識別に対応
当社独自のセンシング技術により、紙幣や硬貨の金種や特徴を瞬時に識別。偽造紙幣や変造硬貨を見分けることで、自動取引に伴うリスクを回避します。
また、国や地域の紙幣ごとに異なる特徴量をアルゴリズム化し、稼働するATMが取り扱う紙幣に対応することが可能です。
紙幣還流機構における識別・搬送処理の流れ
(イメージ図)
記番号読み取りにより特定紙幣を追跡
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