ーセンシング・ハンドリングー
人口減少に伴う労働力不足に対応するため、製造業、物流、建設などさまざま業界で産業用ロボットやサービスロボットが利用されています。
当社はATMなどの機器で培ったメカトロニクス技術を活かし、人の代わりに施設や現場でともに働く協働ロボットを提供しています。各種センサーやカメラなどを使い、周囲の状況を把握し(センシング)、自ら判断して自律走行や自律制御などによる作業を行います(ハンドリング)。また、自動走行を行うロボットでは充電式バッテリーを搭載し、省電力設計により長時間運転を可能にしています。
人やモノなどの障害物検知と衝突回避・影響減少を図るなど高い安全性を実現し、人とロボットの共生・協働を可能とするとともに、自動化・省人化を実現しました。
日立グループでは1960年代からロボティクスの歴史が始まり、製造支援や特殊環境における作業など、幅広い種類のロボットを提供してきています。「EMIEW3」のように対話共生型サービスロボットの開発も進んでいます。
当社は、自社の強みであるメカトロニクス技術をさらに強化し、ロボティクスへの転用を図ってきました。警備や建設などのさまざまな業界で稼働する協働ロボットなどの提供を通じて、現場の省力化に貢献しています。映像や音声による対話できるロボットも検討しています。
人手の作業をロボットに置き換え
労働力不足が懸念される業界においてロボットを提供し、省力化に貢献するとともに、人とロボットの共生、協働を実現します。
当社の役務ロボットは、主に、周辺を「状況把握・認識」する技術、人に代わって働く「動作・制御」する技術、頭脳として「思考・判断」する技術、動力源としての「バッテリー制御」技術、危険を回避し「安全性」を守る技術により構成しており、人にやさしく、連続運転を可能にしています。
安全性を高める対策と制御
バッテリーの充放電制御